スポーツ障害や競技パフォーマンスの向上のために
 
 スポーツをしていると、どうしてもつきものなのが、関節や筋肉の痛みやコリ。。。湿布や鎮痛剤では、腫れや痛みが軽減されますが、血流を悪くし正しい炎症反応が行われないと、慢性化することがあります。
 
 
例えば、筋肉痛の場合

# 持続的な筋緊張
# 血流が悪くなると
# 酸素・栄養素が運ばれなくなり
# 産出された老廃物が筋肉内に蓄積される(例えば乳酸)
# 神経系への影響
# 痛みや不快感を感じる

この状態が繰り返されると、俗にいう『コリ』感じている状態です。

 この悪循環を断ち切るために、筋肉をリラックスさせ血行を良くすることが必要になります。
 
 筋肉の深いところまで温めることにより血液の循環が良くなり、炎症や痛みの原因となる物質の吸収と排出が促進されます。
 そのため局部の回復力が強まり、治癒傾向も強まります。また、同時に痛みや知覚過敏を緩和し筋肉の緊張をとる作用があります。
 
 
スポーツ前後の温熱トレーニングでケガなし!!
スポーツの前後に筋肉を深いところまで温めると、
熱ストレスタンパク~HSP~ヒートショックプロテインが発現してきます。 
 このタンパク質は、傷ついた筋肉細胞を修復したり、修復できなかった筋肉細胞を死なせる役割を果たします。これによって、筋肉痛がラクになったり、筋肉の収縮・緊張をほぐすので、無理なく筋肉が伸張できるよう助けます。
 ただし、痛みや腫れが急性期のときには、まずは冷やしてください。腫れや痛みが和らいだら、血流を促し自然治癒力を高めて行くことが大事です。
 細胞の修復をはかるための物質はすべて血液の中にあります。酸素や老廃物を運び、炎症があれば白血球が増え細菌やウィルスから生体を防御してます。血流をよくすることは何よりの治癒への一歩です。
 
 
 そろそろ、アウトドアスポーツも出来る季節になりましたが、とはいえまだまだカラダは縮こまっているし、本格的に暖かくなってきてはいないので、ケガや故障がでやすいです。
 スポーツの前後にはカラダをよく温めておくことによって、筋肉や腱がよりよく伸びますので、温熱トレーニングとしてご入浴される方が増えています。
 
 
温熱トレーニングによるHSP70ノ誘導と運動能力向上への挑戦〈愛知医科大学 伊藤要子〉へ
 
 
 
 
Get Adobe Flash Player
 ※最新のFlash Playerをダウンロードしてください。 FLASH / HTML  /   RSS
※Windows 95/98/Me/NTをご利用の方はHTML版のページをご覧ください。